「絶対音感」とは、音を聴いただけで音の高さをドレミで答える能力のことをいいます。例えば、絶対音感のある人は、ピアノのキーを叩いてその音が何の音か分かります。楽譜に関する内容を瞬時に自分の耳と頭で理解するというものです。今回は、絶対音感の身につけ方をご紹介します。
◆絶対音感を最短で身につけたい方
一番お勧めなのが、絶対音感に関することを謳っているスクールに通わせることです。プロはどうやったら絶対音感が身につく方かを知っています。プロに習う事が確実に絶対音感が身につく最短距離の学び方です。絶対音感は全ての子供が身につける事が出来るものと言われていますが、幾つかの条件や注意点があり、それらをクリアすることで着実に身につける事が出来ます。
◆絶対音感は小学校2年生までに
先ず「聴覚の敏感期」にあたる年齢が非常に関係しており、これは幼稚園から小学校2年生位までの間と言われています。音の高低を精度もって身につける訓練は、聴覚の敏感期に行い、楽器はピアノが最も適しています。ピアノは調律されたものを使い、半年に一回、最低でも一年に一回調律することが目安です。
次に具体的な身につけ方をご紹介します。
◆音当てゲーム
ピアノで出した音の音名を答えることは、音と音名を結びつける効果があり、音のイメージがし易くなります。これは後に楽譜を読んだり、耳で聞いた曲を弾く時に役立ちます。
◆頭の中で音をイメージ
子供に楽譜上の音符を見せるか音名を与えるかして、頭の中で音をイメージしてから実際にピアノの音を出します。頭の中で予想するかわりに実際に声を出すことも同じで、特に自分で発声することは体に音程をしっかり染み込ませて覚えるという点で役立ちます。
絶対音感は、子供が自ら感受性を開花させる敏感期を狙ってトレーニングすることで効果を最大化します。将来子供に少しでも芸術分野に進ませたいと考えているならば、思い切ってトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか。