【解説書の一部】 ハワイアン・チャント
ハワイのチャントは毎日の生活に必要不可欠なもの。
ハワイのチャントあるいはメレ(あらゆる歌)は、ハワイ人達が持っている唯一つの重要な文化的表現と言える。1819年迄のカプのシステムとカプを伴った古代宗教が廃止されるまでは、あらゆる形式のチャントが毎日の生活の中で必要不可欠なものであった。
(カプ:禁忌、或は犯すことの出来ない神聖なもの。特に男尊女卑の傾向が強い。1820年キリスト教の伝来を利用したカメハメハ二世の摂政カアフマヌ女妃により、権力獲得の為、旧来のフラを含むハワイの伝統文化、宗教は全て破壊され抹殺された)
チャントは人間と神との結び付きを確立する。
文化が宗教と結び付いたのと同様に、人間と神との結び付きを確立する方法がチャントだった。個人による殆どの非公式な、そして自然発生的なチャントさえも、ある意味ではより深く熟考され、より形式的な宗教のチャントに反映されていた筈である。

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