VZCG8001〜8005 常磐津 三世相錦繍文章〜常磐津一巴太夫 6枚組CD全集
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常磐津CD全集/三世相錦繍文章
商品番号VZCG8228〜8233、国内盤6枚組CDセット
日本伝統文化振興財団、税込価格18,900円
カルタコム価格17,300円(税込)、送料無料、税込価格から約7%割引
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■「三世相錦繍文章」解説書の一部
この「三世相錦繍文章」は、安政四年(一八五七)七月十日から(番付には七日から)、江戸中村座で「陸奥群客娘菅笠」の二番目狂言として初演された。夏芝居なのでベテラン俳優の出演はなく、若手中心の芝居となったが、全段が常磐津の出語りという珍しさもあり、内容も意表をつく面白さだったので、たいへんな人気を博したという。
この記録だけを見ると、まったくの新作浄瑠璃のようだが、実は二年前の安政二年五月に、家元のおさらい会で素浄瑠璃として初演されているとある。芝居初演時には次に示す口上に「五段続新浄瑠璃」とあるが、当時の習慣として道行は幕に数えなかったらしい。作者は三世桜田治助(一八〇二〜七七)。歌舞伎の作者としては傑作を残していないが、浄瑠璃には常磐津では本作のほか「乗合船恵方万歳」「神楽諷雲井曲毬」(どんつく)があり、ほかに清元の「明烏花濡衣」などがある。左交は俳号で、のちに作者名となった人。なんといっても本作を代表作といっていい。
■曲目解説
福島屋の段 その一−店先−[あらすじ一部]
お園は小柴の嫡子六三郎と六年越しに馴染みを重ね、今はここ深川仲町福島屋に、かしくと言う名で抱えられている。二人の間に生れた娘のお松は五歳になり、かむろとして使っている。そのお園は今日は気分が悪いといって臥せっているが、実は六三郎の二番目の子を宿しているのだった。

福島屋の段 −縁切−[あらすじ一部]
福島屋の店先に相の山弾きが通りかかる。お園の恋人六三郎で、お預かりの小倉の色紙を紛失したので、浪人となり、相の山弾きとなって探しているのである。気をきかせた清兵衛・お梶は、怪しむ長庵と七郎助を奥へ連れて去る。

福島屋の段 その二−長庵殺し−[あらすじ一部]
戻ってきた長庵は、お園にしきりに七郎助のところへ行けと言うが、小倉の色紙を持っているらしい。言うことを聞けば色紙は渡してやると言う。そうして贋物の色紙をちらつかせる長庵。どうしても欲しいお園。争うはづみに色紙は裂けてしまう。

堕地獄の段[あらすじ一部]
ここは地獄。素晴らしくもまた物凄い所である。前世の罪をはかる秤や前世の悪業を映す浄玻璃の鏡があり、あたりには獄司、冥官、牛頭馬頭などの異形な眷族が控えている。閻魔大王のお裁きを待つところだが、多くの罪人で賑やかなのはこの世と変わらない。

極楽浄士の段[あらすじ一部]
お園がお松を尋ねて賽の河原へ行った後、六三郎は庵案にこもり、一心に読経をしている。そこへ天童があらわれ、六三郎が心中した罪は重いが、前々生の信心の功徳で父母は仏になった。しかし今後妻子との愛執の絆を絶って発心しなければ、父母はふたたび地獄に堕ちると告げる。そして六三郎が仏体を得たならば妻子の罪も許されるだろうと告げて去る。

三社祭礼の段−夢覚め−[あらすじ一部]
悪夢に襲われて泣き叫ぶお園を、お梶が揺り起こす。目をさましたお園が、夢の中の話をしていると、清兵衛も目をさまし、まったく同じ夢を見ていたと言う。邯鄲の故事さながらに、お梶が粥を煮ている間のことであった。不思議がっているところへ、お松が六三郎の手を引いてやってくる。

三社祭礼の段−大詰−[あらすじ一部]
三社祭が賑やかに行われている。江戸を代表する祭礼らしく、番付売り、鬼灯売り、竹田細工、飴売りなどがしきりに口上を述べている。手古舞に先導された踊り屋台の上では「石の枕」の芝居をやっているし、雀踊りも賑やかである。木遣も聞こえてくる。

■「三世相錦繍文章〜常磐津一巴太夫」(6枚組CDセット)収録曲

浄瑠璃:常磐津一巴太夫/常磐津和佐太夫/常磐津清若太夫/常磐津和光太夫(和洸太夫)、三味線:常磐津菊助/常磐津菊志郎、上調子:常磐津絋寿郎
作詞:三世桜田治助、作曲:四世岸沢古式部/六世岸沢式佐
■[DISC1] 三世相錦繍文章(VZCG-8228) 収録:平成4年10月28日有楽町朝日ホール
1. 序幕 福島屋の段 その1 ー店 先ー 世を夢と
2. 序幕 福島屋の段 その1 ー店 先ー 足もしどろに (★試聴)
3. 序幕 福島屋の段 その1 ー店 先ー あとにお梶は
4. 序幕 福島屋の段 その1 ー店 先ー 見返る後ろへ
5. 序幕 福島屋の段 その1 ー店 先ー 言うを納戸に
6. 序幕 福島屋の段 その1 ー縁 切ー 諸行無常の
7. 序幕 福島屋の段 その1 ー縁 切ー 奥口見回り8序幕 福島屋の段 その1 ー縁 切ー 跡見送り
■[DISC2] 三世相錦繍文章(VZCG-8229) 収録:平成6年7月29日有楽町朝日ホール
1. 序幕 福島屋の段 その2 ー長庵殺しー 伏し沈む (★試聴)
2. 序幕 福島屋の段 その2 ー長庵殺しー また打ち掛くる
3. 序幕 福島屋の段 その2 ー長庵殺しー なんとせん
4. 序幕 福島屋の段 その2 ー長庵殺しー のぞけば暗き
5. 序幕 福島屋の段 その2 ー長庵殺しー 涙隠して
6. 第二幕 道行蝶吹雪 ー洲崎堤の段ー 春更けて
7. 第二幕 道行蝶吹雪 ー洲崎堤の段ー 逢うたもちょうど

■[DISC3] 三世相錦繍文章(VZCG-8230) 平成6年7月29日有楽町朝日ホール
1. 第三幕 十万億土の段 行き迷う
2. 第三幕 十万億土の段 流れに添うて (★試聴)
3. 第三幕 十万億土の段 折も向こうへ

■[DISC4] 三世相錦繍文章(VZCG-8231) 平成8年7月29日有楽町朝日ホール
1. 第四幕 堕地獄の段 それ人間の
2. 第四幕 堕地獄の段 かしこまる
3. 第四幕 堕地獄の段 罪人に
4. 第四幕 堕地獄の段 下知の内より
5. 第四幕 堕地獄の段 鋭き言葉に

■[DISC5] 三世相錦繍文章(VZCG-8232) 平成10年7月25日紀尾井小ホール
1. 第五幕 極楽浄土の段 開き勝る
2. 第五幕 極楽浄土の段 御跡見送りて
3. 第五幕 極楽浄土の段 前の世の
4. 第五幕 極楽浄土の段 妻の園は

■[DISC6] 三世相錦繍文章(VZCG-8233) 平成12年7月29日紀尾井小ホール
1. 第六幕 三社祭礼の段 -- 夢覚め -- 泣き叫ぶ
2. 第六幕 三社祭礼の段 -- 夢覚め -- 潜り戸明けて
3. 第六幕 三社祭礼の段 -- 大詰 -- 屋台囃子に
4. 第六幕 三社祭礼の段 -- 大詰 -- ヤア千代の
5. 第六幕 三社祭礼の段 -- 大詰 -- またもしゃぎりに
6. 第六幕 三社祭礼の段 -- 大詰 -- 松風の
7. 第六幕 三社祭礼の段 -- 大詰 -- 牡丹にたわむれ

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