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![]() 商品番号VZCG509、国内盤CD 常磐津/常磐津一巴太夫 税込価格2,500円、カルタコム価格2,381円、■税込価格から5%割引 【「常磐津・常磐津一巴太夫〜日本音楽の巨匠」CD販売ぺージに戻る】 |
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| ■解説書の一部 | |
| 一巴太夫師の常磐津浄瑠璃は、現在もっとも油の乗り切った観がある。まず美声であり、声がよく通る。これは歌舞伎の舞台では大切な条件である。それでいて演技を引き立てて邪魔にはならない。とくに浄瑠璃所作事ともなれば、俳優がその役になりきって、観客をうっとりとさせるためには、すぐれた浄瑠璃の助けがなくてはならない。近年では俳優の方からぜひにと声がかかる。とくにこのCDに収められている「吉田屋」では、上方系の演技にぴったりとはまって、江戸系の浄瑠璃である常磐津がいきいきとその本領を発揮している。 | |
| ■曲目解説の一部 | |
| [初演] 寛政二年(一七九〇)五月、江戸市村座の夏狂言「四季風流彩色扇」の冬の部大詰に初演された。夏芝居だったので四季にちなんだ四本立ての軽い芝居だったが、大当たりであった。「四季風流彩色扇」は次のような構成だった。 春、いろは縁起−堤の段、鷲の段 夏、染分手綱−染の段、詮議の段 秋、平治合戦−社の段、踊の段 冬、夕霧恋の鳴門 で、冬の部の大詰がこの常磐津。配役は夕霧(瀬川富三郎)、伊左衛門(三世沢村宗十郎)ほか。初演の時の常磐津の出演者は次の通り。 三弦 岸澤式佐 常磐津兼太夫 鳥羽屋里夕 同 須磨太夫 同 里苗 [実説] 夕霧は実在した遊女で、もと京都島原扇屋の抱えだったが、主人とともに寛文十二年(一六七二年)大坂へ下った。夕霧はまたとない美人で、西鶴は『好色一代男』で「神武このかた、たぐいなき」と絶賛している。しかし惜しくも延宝六年(一六七八年)正月六日に短い生涯を終えた。享年二十七歳とも二十二歳とも伝える。 [芝居の主人公として] その死を惜しんで同年二月三日から、荒木与次兵衛座で「夕霧名残の正月」という芝居が上演され、恋人に当時の和事の名人坂田藤十郎が藤屋伊左衛門に扮して、大当たりを取った。伊左衛門は実在しない。ちなみに藤十郎は生涯に十八度もこの役を勤めている。 [浄瑠璃の夕霧] 近松門左衛門の「夕霧阿波鳴渡」の上の段は、早くから豊後節で語られてきた。宮古路豊後掾の正本があり、また常磐津文字太夫は同じ題名で宝暦五年(一七五五年)に語っているが、それらは残らなかった。それを宮薗節に脚色したのが宮薗鸞鳳軒で、宝暦十二年刊の『宮薗雲井桜』に「夕霧由縁の月見」として収められている。そこで地歌「由縁の月見」を余所事に使い、ほとんど現行の演出の基本形が作られている。 [舞台] この常磐津曲は、義太夫の「廓文章」をもとに作曲されたもの。上方歌舞伎ではこの常磐津曲と竹本の掛合で上演されるが、江戸風な演出では清元を使うこともある。現行の歌舞伎では上方風が喜ばれ、片岡仁左衛門型と中村鴈治郎型とがある。 |
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