VZCG588 KOTOで聴く「歌の翼に」〜クラシックコレクション(琴)
KOTOで聴くシリーズCD販売ぺージに戻るカルタコム日本伝統TOPに戻る
ヒーリング琴CD/歌の翼に
商品番号VZCG621、国内盤CD
日本伝統音楽振興財団、税込価格2,000円
カルタコム価格1,905円、税込価格から約5%割引

【KOTOで聴くシリーズ「日本伝統音楽」コーナーに戻る】
【KOTOで聴くシリーズ「ヒーリング音楽」コーナーに戻る】


■「箏でメンタルトレーニング」・・・益子直美(スポーツコメンテーター)のメッセージ
箏の、静かで暖かく弾むやさしい音色を聞くと、緊張してドキドキ乱れる鼓動がおとなしくなり、いつの間にかリラックスしています。箏の音色は「メンタルトレーニング」にぴったり!というのが、初めて聞いたときの感想です。

多くのスポーツ選手は大事な試合の前などに集中するために音楽を聴いていますよね。聴いている音楽は選手それぞれ好みがあります。私の周りには「戦闘モード」になるために、ノリノリのテンポの速い激しいロックなどを好んで聴いている選手が多かったのですが、実はプレッシャーに弱い小心者の私は正反対だったのです。激しい音楽を聴くと、余計にドキドキしてしまって、緊張が増し自分を見失ってしまうのです。なので冷静に落ち着きを取り戻すため私が試合前に必ず聴いていたのは「アカペラ」の静かな歌が入ったちょっと暗めのCDでした。

このCD、気に入ってはいたのですが、ひとつ難点が!それは、暗めの曲調だったせいか、いまひとつ試合でリズムに乗れなかったのです。(笑)バレーはリズムやテンポが大事なスポーツ。精神的には落ち着いて冷静になれても、ノリがいまいちだったんですねぇ〜!リズム感がない!とか、ワンテンポ遅れてる!とよく注意されたのもこのせいだったのかしら!?(汗)

この箏のCDだったら、よく知っていてなじみのある曲で、やわらかなリラックス効果のある音色プラス、リスムやテンポが程よい!しかもメンタルトレーニングに使ってみたかったあこがれの「クラシック」。これなら私の試合前のメンタルコントロールにぴったり!残念ながらもう試合をすることはありませんが、苦手な仕事の前などは変わらず緊張しているので、今はもっぱらこのCDにお世話になっています。現役時代の頃からこのCDがあったら、間違いなく「My Favorite CD」になっていたはずです!そしたらきっとリズム感がない!などと怒られなくてすんだのかも!(笑)

■益子直美(ますこなおみ)/スポーツコメンテーター:プロフィール
東京都葛飾区出身。女子バレーポール「イトーヨーカドー」のエースアタッカーで元日本代表。
1990年には常勝「日立」を破って日本一に輝く。
1992年3月現役を引退。一年間アシスタントコーチとして後進の指導にあたる。
1993年4月バレーポールで培ったスポーツマインドを生かして,幅広いジャンルヘの新たなチャレンジのため華麗に転進。バレーボールを中心としたスポーツレポーター、解説者。
「トップランナー」MC(NHK97年4月〜01年3月)「ジャンクスポーツ」(CX)他、テレビ出演多数。ラジオ、雑誌、エッセイ「マスコナオミ丸裸」(KSS出版)など多方面で活躍中。

■曲目解説
1. モーツァルトの子守歌(B.フリース) (★試聴)
「眠れ、良い子よ」の歌詞で知られる有名なメロディです。実は以前はモーツァルト作なのではと考えられていたので「モーツァルトの子守歌」(K.350とされていた)のタイトルが付いていますが、実際にはベルンハルト・フリース(1770〜1795)の作曲、作詞はフリードリヒ・コッターで、日本語訳詩は堀内敬三によるものでした。それでも、優しいメロティが心を休ませてくれる、名曲です。

2. アヴェ・マリア(G.カッチーニ)
ジュリオ・カッチーニ(1550頃〜1618)はイタリアのルネサンス期に活躍した作曲家です。ちょうどフィレンツェでオペラが誕生する頃に活動していて、オペラを産んだ作曲家のひとりと考えられています。彼の作品は現在ではほとんど演奏されませんが、「麗しのアマリリ」という歌曲やこの「アヴェ・マリア」は最近でも様々な歌手によって歌われています。イタリアの古典歌曲らしい、独特の緊張感を持った旋律です。

3. ドリーの子守歌(G.フォーレ)
フランス近代音楽の重要な作曲家ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)は、ドイツ優勢だったフランス音楽界の中でフランス人による音楽を書こうと努力した人です。そして彼独特の個性によって、美しいメロディがたくさん生まれました。「ドリー」とはエンマ・バルダック(当時交際していた女性で、後にドビュッシーが彼女と結婚する)の娘ドリー(本名はエレーヌ)のために書かれたピアノ連弾曲集で、「子守歌」はその最初に書かれた作品です。

4. わが母の教えたまいし歌 歌曲集「ジプシーの歌」から(A.ドヴォルザーク)
19世紀の中盤には、ヨーロッパ各地から様々な音楽家が登場しました。いわゆる民族楽派と呼ばれる人々です。アントニン・ドヴォルザーク(1841〜1904)もそのひとりで、彼はチェコ出身の作曲家です。かなり苦労をしながら音楽を学び、ブラームスに認められて世界的な注目を集めました。さらにはアメリカで音楽院の院長を務め、様々な傑作を産み出しています。「ジプシーの歌」は1880年の作品で7曲からなり、ウィーンの宮廷歌手だったヴァルターに献呈されました。これはその中の1曲で、ノスタルジックなメロディによる美しい歌曲です。

5. 子守歌(J.ブラームス)
ヨハネス・ブラームス(1833〜1897)は19世紀のドイツ・ロマン派を代表する作曲家です。
例えば、音楽の3大Bはバッハ、ベートーヴェン、ブラームスとされています。彼は主に交響曲や室内楽に傑作を残していますが、歌曲もまたたくさん書いています。その中には知られざる傑作がたくさんあります。「子守歌」は彼の歌曲の中では例外的に有名なもの。作品49の「5つの歌」の中の曲で、歌詞の第1節は「子供の不思議な角笛」から、第2節はシェーラーの詩から取られています。3拍子のゆったりしたリズムが心地よい曲です。

6. サマータイム(G.ガーシュウィン)
ロシア系ユダヤ人で、20世紀初頭のアメリカで活躍したジョージ・ガーシュウィン(1898〜1937)は、最初ブロードウェイのミュージカルの作曲家として活躍しました。しかし彼の夢はオペラを書くことで、その夢は死の直前に出演者が全員黒人という「ポーギーとベス」(1935年上演)で実現しました。「サマータイム」は、そのオペラの一番最初の場面で歌われる曲で、暑い夏の夜に子供を寝かせるための子守歌として歌われます。ジャズのスタンダード・ナンバーにもなっているガーシュウィンの名曲のひとつです。

7. 歌の翼に(F.メンデルスゾーン)
フェリックス・メンデルスゾーン(1809〜1847)は短命の天才でした。ヴァイオリン協奏曲や交響曲「イタリア」が有名ですが、子供時代から数多くの作品を書き、モーツァルトのような神童でもありました。また「無言歌」というピアノの小品集、数多くの歌曲も親しまれています。
「歌の翼に」は作品34の中の1曲。ハイネの有名な詩による歌曲で、日本でも音から日本語詩が付けられて、歌われています。

8. 子守歌(F.ショパン)
フレデリック・ショパン(1810〜1849)の子守歌は歌曲ではなく、ピアノ曲です。1843年の作曲で、非常に穏やかで幻想的に聞こえますが、実際には技術的に非常に難しい作品とされています。この頃、ショパンの父親がワルシャワで亡くなり、ショパンはかなり大きな衝撃を受けています。ジョルジュ・サンドとの有名な同棲生活も、なかなか難しい局面を迎えていました。しかし、彼の創作力は衰えず、いわゆる後期の神秘的な印象を持つ作品群を産み出して行きます。この「子守歌」は、その優しさの中に、様々な思いを隠しているようです。

9. マリアの子守歌(M.レーガー)
マックス・レーガー(1873〜1916)はドイツの作曲家で、オルガンやピアノにも秀でた奏者でした。当然ながらピアノ曲やオルガン曲が多いのですが、古いコラールを思い起こさせる歌曲も書いています。「マリアの子守歌」は60曲からなる「素朴な歌」作品76の中の1曲で、べーリッツの詩による曲。幼子イエスを見守るマリアが子守歌を歌う情景を描いた、優しい作品です。

10. アヴェ・マリア(F.シューベルト)
歌曲の王様と呼ばれるフランツ・シューベルトの数多い歌曲の中でも、最も有名なのがこの「アヴェ・マリア」です。もともとはイギリスの詩人ウォルター・スコットの「湖上の美人」に含まれている詩に曲を付けたもので、エレンが湖畔のマリア像の前で、父の罪の許しを願うという詩です。
ドイツ語の歌詞はアダム・シュトルクの訳によるもの。敬虔な乙女の祈りが、穏やかな旋律に乗せて歌われるのです。

KOTOで聴くシリーズCD販売ぺージに戻るカルタコム日本伝統TOPに戻る