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![]() 商品番号KICW2502、国内盤CD、税込価格2,500円 カルタコム価格2,381円、税込価格から5%割引 【「竹韻:横山勝也・尺八の世界〜日本音楽の巨匠」CD販売ぺージに戻る】 |
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| ■解説の一部 | |
| 1960年頃から、日本の現代音楽の専門家たちが、古典的な尺八の魅力を再認識しました。諸井誠さんの『竹籟五章』(1964年)や『対話五題』(1965年)、あるいは武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』(1967年。尺八・琵琶とオーケストラの組み合わせ)が、日本の音楽に無縁であった外国の人にも、古典に根ざした尺八が音楽のさまざまなパラメーターを微妙にコントロールし、そして恐るべき表現力をもっていることを分らせたのです。こうした運動の代表的な尺八演奏者が、このCDの横山勝也さんなのです。横山さんは、古典のさまざまな様式を身につけて、それを演奏の中で区別できる素晴らしい演奏家です。それでいて保守的になることなく、新しい楽器との組み合わせに取り組み、新しい音楽様式の曲にも挑戦しています。今回のCDは、横山さんのこうした多面的な活動がよく現れています。そしてまた、独奏者としての優れた点は言うまでもなく、リーダーとして、合奏を見事に纏める力も発揮されています。 たった5つの孔の楽器を複数の演奏家が吹いて、正確なアンサンブルを作る技術を、横山さんに始まる世代が次の世代に伝承することに成功した証拠を、このCDに聞くことができるのです。 |
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| ■曲目解説の一部 | |
| 1. 鈴法(山越) (★試聴) この曲は、九州地方の虚無僧たちが吹き伝えた、古典本曲の一種です。この曲が博多の虚無僧寺・一朝軒伝かどうかは歴史の中断があって断言できませんが、一朝軒を拠点に九州方面を往来した虚無僧たちの面影が、この旋律にははっきりと残されています。 2. 鹿の遠音 元来『呼返鹿遠音』と呼んだように、この曲は古典本曲としては唯一、2本の掛合い演奏で作られています。これは初世黒沢琴古(1710-71)を流祖とする琴古流本曲の1曲として、200年近い歴史を持っています。今日の演奏が成立当時のままであるはずはありませんが、琴古流では比校的初期の段階から流曲を制定し、楽譜に固定するということをしたため、現行の『鹿の遠音』の旋律骨子はほとんど変わっていません。 3. 産安 「さんあん」の呼び名で通っていますが、もともとは「さんや」のあて字で、奥州(東北)地方に発祥し虚無僧たちによって全国に広められた各種『三谷』の一種です。虚無僧が托鉢で得た布施米を尺八に通したのち粥をたき、その粥を食べて『産安』を聞かせると安産するとの言い伝えがあるように、ひときわ美しい慈愛に満ちた調べです。布袋軒の三谷が原曲との説もありますが、むしろ旋律構造は『神保三谷』に似ています。 4. 第三風動 この『第三風動』は尺八の三重奏のための作品で、1970年に作曲されました。管長の違う楽器を3本組み合わせています。基本的にははっきりした拍子構造の中で尺八に歌を歌わせ、それを、組み合わせるという形をとりますが、途中に拍子のない部分を入れたり、テンポの緩急を加えて、古典の趣も多少は加えています。楽譜に記された音の高さと長さを正確に守る技量を必要とする曲です。 5. 惜春 横山さんが1981年に作曲した箏と尺八のための二重奏曲です。この楽器の組み合わせでもっともよく知られているのが、宮城道雄作曲の『春の海』(1929年)です。 6. 界 1982年頃の横山さんの作品です。電子オルガンと尺八という異色の組み合わせですが、よく考えると、この楽器の祖先であるオルガンは、パイプの中の空気を鳴らす楽器ですから、それほど変わったものでもありません。即興的な要素が強い曲らしく、いろいろに変えて演奏することが可能ということです。 7. PENTAGONIA II 作曲者の関一郎(SEKI Ichiro)氏は、尺八の活発な演奏家であり、また、作曲家でもある方です。作曲者は、横山さんが主宰しておられる国際尺八研修館の委嘱を受けて、1994年に作品を完成し、200人もの尺八奏者によって初演されました。表題は、音高の異なる尺八をもった5(ペンタ)人の独奏者が大合奏群と交響曲(シンフォニア)的に音を作ることを意味しています。その後、1995年に作曲者は、オリジナル版を6人の独奏者用に書き直しました。このCDでの演奏はそれに従っています。 8. 手向 手向とは神仏、あるいは死者の前に物を供えること、また、その物のこと。この曲は文字どおり、虚無僧たちが死者の霊に手向けるために吹いた曲です。こんにちでも同じ目的でよく演奏されます。 |
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