| 【くるみ帯解説書】 ナナ・ムスクーリ/シングルス+ |
| ナナ・ムスクーリ、名曲の数々を完全収録! これはジャンルを超えたグローバルな大歌手ナナ・ムスクーリの代表作を発表年代順に2枚のCDに収録した魅力的なコンピレーション・アルバムです。選曲のポイントはいくつかありますが、まず全曲シングル盤で発売になったものが発売年月、レコード番号付きで並べられていること、次が彼女の師匠にあたるマノス・ハジダキスの知られざる作品をたっぷり味わえることなどでしょうか。 ナナ・ムスクーリ(本名ジョアナ・ムスクーリ)は1936年10月13日ギリシャの首都アテネの生まれですからもう65歳、しかしとてもその年齢とは思えない若さをいつまでも保っている歌手です。ギリシャだけでなく、レコード・デビューしたフランス、最初のヒットが生まれたドイツ、好きなジャズの本場であるアメリカやイギリス、さらにスペインや日本でも地に着いた活動を展開、文字通りグローバルな歌手として世界的に認知されているといえるでしょう。 そんな中で活動の拠点としているのは、やはりフランスということになるでしょう。59年にギリシャ・ポピュラー音楽祭大賞受賞、60年には地中海歌謡祭優勝、同年ギリシャ・ポピュラー音楽祭で再度入賞などの栄誉をひっさげてフランスで「日曜はダメよ」「裏切り」など4曲をレコーディング、ここからナナ・ムスクーリの名前は世界へ発信されていったのです。 ナナ・ムスクーリを支え、売出しに一役も二役も買った人は大勢いますが、代表的な人は前記の作曲家ハジダキスと、歌手のハリー・ベラフォンテといえるのではないでしょうか。特にハリー・ベラフォンテは60年のギリシャ公演の合間に同国の民族楽器であるブズーキの演奏を聴こうと立ち寄ったクラブで偶然ナナの美声に出会い、即座にアメリカヘの招待を持ち掛け、ハリーとナナのジョイントは64年〜65年に実現、アメリカでの人気はもちろん世界的な人気が確立したのでした。 日本でも74年に公演を行い、さらにアルバムも軽く30枚は紹介されています。ナナのソプラノは、まだ<ヒーリング>という言葉がなかった時代から我々を癒し続けてきたとはいえないでしょうか。今回初めて耳にする曲も多いこの貴重なアルバムを聴きながら、彼女の40年以上にわたる栄光のキャリアを思い出していました…。 |
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