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カシミールのラバーブ/ムハンマド・スブハーン・ラートル 〜ワールドルーツミュージックライブラリ
パキスタンCD/ラバーブ

国内盤CD
World Roots Music Library
パキスタン/カシミール
ラバーブ
税込価格1,800円
カルタコム価格1,714円
■税込価格から5%割引
商品番号KICW85140
ある時は砂塵を、またある時はヒマラヤの風雪を運ぶラバーブ。枯淡の絋と、錆びた声の紬ぎ出す音のショールはカシミールの美しき風。パキスタンの誇りムハンマド・スブハーン・ラートルの至芸をここに。
カシミール音楽の面白さは、イランやアフガニスタンとインドとの橋渡し的なものが残されていること。ラバーブはサロードの原型となった撥弦楽器で、スティールでは出せないガット(羊で腸で作った細い紐)の柔らかな響きが心地よいもの。ムハンマド・スブハーン・ラートルは、独奏のみならずガザル弾き語りの評価も高い第一人者。1981年録音。

■ユニークな形状の弦楽器ラバーブ。
このラバーブという楽器は、1本を彫りぬいて作るリュート属の撥弦楽器で、極めてユニークな形をしている。先ず胴に皮を張り、幅は狭いが奥行きは深く、しかも胴のほぼ中央の左右に深いくびれがあり、胴の側面に沿って裏側にまで達している。棹は胴からそのまま続いており、先端に行くにつれて次第に細くなる。この棹にはガットを巻いた4段のフレットが付いている。天軫は糸蔵とともに棹の先から少し後ろに湾曲している。弦は5〜6本のガットないし金属で、演奏弦はそのうちほぼ3本で、互いに完全4度の音程に調弦される。上等な楽器には共鳴弦がついている。奏者は右手にもった小さなピックで弾く。
■ラバーブ奏者とガザル歌手の二役をこなすムハンマド・スブハーン・ラートル。
今回パキスタン政府の伝統民俗文化研究所の推薦で選ばれたカシミールの音楽家ムハンマド・スブハーン・ラートルさんは、このラバーブ奏者として、またラバーブ伴奏でうたうカシミールのガザル(小唄風の愛の歌)の歌い手として、パキスタン随一の音楽家である。彼は1941年に生まれ、敬虔なイスラム教徒で、宗教歌を得意としながら、同時に恋の歌を主とするガザルの数10曲に及ぶレパートリーを持ち、常に弾き語りで演ずることが出来る。彼はフレットの域を越えて、高音域を使うため、楽器をほぼ垂直に構え、独特の風格を備えている。
ラバーブの技巧とともに、民謡やガザルの表現にうってつけの甘い声をもっているため、人気があり、現在はパキスタン領のアザド・カシミールの放送局で活躍している。
■伴奏は太鼓のトゥンバクナーリが務める。
また、スブハーン・ラートルさんの伴奏として、トゥンバクナーリ(トゥンブックナルともいう)という一面の花杯型の太鼓(イランのトゥンバクと同じもの)をたたくアブドル・ガニーさんも、パキスタンのイスラマーバードの放送局に勤める音楽家である。

[ラバーブと歌] ムハンマド・スブハーン・ラートル
[トゥンバクナーリ] アブドル・ガニー

1. ラーガ・キルワーニ [10:25] (★試聴)
2. ガザル「母の乳を飲んでいたとき」 [10:36]
3. ラーガ・バイラウ [10:09] (★試聴)
4. ガザル「恋人の美しさゆえに」 [8:14]
5. ガザル「彼の歌を聞いたとき」 [7:48]


[2008年7月9日再発売]


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