| 【解説書の一部】 驚異のイリンバ・アンサンブル |
| イリンバと呼ばれる超大型親指ピアノ、弦楽器ゼゼ、サバンナ・コーラスのアンサンブル。 このタンザニアのグループの演奏を聴いた時、ただならぬ興警を感じました。「イリンパ」と呼ばれる超大型66鍵盤親指ピアノの、とても親指ピアノとは思えない重厚華麗なサウンド、天上を思わせる弦楽器ゼゼの妙なる音色、どこまでも明るいサバンナのコーラス、そしてパイタリティーにあふれながらもモダンで洗練されたアンサンプル……。伝統的でありながらもポップな感覚に溢れた彼らの索晴らしい音に触れ、アフリカ音楽の凄さを改めて認識した次第です。 アフリカの大地の香り、細部まで計算された緻密な演奏にモダンなセンスが光る。 このスーパーグルーブ「フクウェ・サウオセとパガモヨのなかまたち」の実カには、抜きんでているものがあります。トラディッショナルなスタイルのなかに溢れ出る大地の香り、パフォーマンスとして一分の隙なく完壁なまでに練り上げられたアンサンブル、そしてとびきリモダンなセンス。彼らの演奏は、いわゆる「野の音楽」そのままではなく、細部まで実によく計算された高度なパフォーマンスを展開してくれます。熱いノリをもった緻密な演奏ということではまさに最高のグループでしょう。 3台のイリンバ・アンサンブル、その柔らかく広がる低音のオーラに包まれる。 まるでジャズ・ピアノを思わせるような3台のイリンバ・アンサンプル。柔らかく広がる低音成分、その豊潤な音のオーラに包まれて、タンザニアの草命党の歴史が歌われています。そのような政治的な意味あいをもつメッセージソングが、これほどまでに高い芸術性を持つとはまさに脱帽せざるをえません。 |